Gateway to Science

 東京工業大学国際フロンティア理工学教育プログラムでは、アウトリーチ活動として、そして、本プログラムが各学院と協力して学内で推進する「科学・技術の最前線」の目的としてる「バックキャスト(目標到達型教育)」を広く対象を拡大し、中・高校生に向けて展開することにより、将来、科学者を目指す子供達が一人でも多く志を持つような場となることを願って実施しております。

第3回「宇宙で生命を探す」

日時:2020年1月25日(土)
   午前10:00-12:00 / 午後14:00-16:00
場所:東京工業大学 レクチャーシアター(西講義棟1 W531)
対象:高校生・中学生・小学生高学年及び保護者の方
参加:370名

【レクチャー】
玄田英典(東京工業大学地球生命研究所准教授)
 - 概要説明&コーデイネーター
臼井寛裕(JAXA 教授)
 - これまでの火星探査、そしてこれから
関根康人(東京工業大学地球生命研究所教授)
 - もう一つの大きな可能性、氷衛星

【当日の様子】
 地球外生命は今、宇宙学でも最もホットな分野であり、生命がいる可能性の高い、火星と、土星や木星の衛星である氷衛星について、どちらに最初の生命が発見されるのか、両者がバトルをするスタイルで玄田先生がモデレータとなり、臼井先生が火星を、関根先生が氷衛星を、地球外生命を探すための次の宇宙探査に推奨する講演が行われた。講演後、質問の時間を長くとり、学生たちに宇宙研究の面白さ、研究者になった切掛けなどを話し、最後に、20年後の宇宙研究を引き継いでくれる研究者になってくれるように、熱心に語りかけていた。

第2回「機械と人の脳:AIの先にあるものは」

日時:2019年1月26日(土)
   午前10:00-12:00 / 午後14:00-16:00
場所:東京工業大学 レクチャーシアター(西講義棟1 W531)
対象:高校生・中学生・小学生高学年及び保護者の方
参加:241名

【レクチャー】
赤間啓之(東京工業大学リベラルアーツ教育院准教授)
 - 脳の中の辞書を引く
葭田貴子(東京工業大学工学院准教授)
 - 人の脳は世界をどのようにみているか
田中正行(産業技術総合研究所人工知能研究センター主任研究員)
 - 走査電子顕微鏡による骨の構造観察(骨粗しょう症)
河合祐司(大阪大学工学研究科助教)
 - 脳をつくって脳と身体のメカニズムに迫る

【当日の様子】
 4人の先生達が4つのテーマに分け、視覚と脳の働きを中心に、脳科学から人を模したロボットまで、実験を交えた授業を行いました。
 偏光メガネを用いた3D映像や、そのメカのズムの実証実験などもあり、本格的な内容でしたが、小学生から大人まで熱心に見聞きし、非常に有意義な時間となりました。
 今年度は、特にツイッターによる受講者の感想をスクリーンに映し、講演に対する意見が講演と同時進行で画面に現れ、参加者と講演者との距離が近い、いきいきとした授業となりました。
 授業終了後も、参加者達が列をなし、30分以上も講演者に質問をしていた様子が印象的であった。
 普段触れることのないトップレベルの研究者の最先端の授業を聞いたことで、 中・高生にとっては将来の夢や憧れを持つきっかけとなったのではないでしょうか。
 東京工業大学国際フロンティア理工学教育プログラムは、今後もこうしたバックキャスティング型活動を通じて、未来の科学者や技術者の育成に繋がる社会貢献を続けて参ります。

第1回「宇宙を愛する君たちに」

日時:2018年1月20日(土)
   午前10:00-12:00 / 午後14:00-16:00
場所:東京工業大学 レクチャーシアター(西5号館 W531)
対象:高校生・中学生・小学生高学年及び保護者の方
参加:226名

【レクチャー】
工藤 明(東京工業大学特命教授)
- 国際宇宙ステーションにおけるメダカの骨実験
谷垣文章(JAXA主任研究開発員)
- 国際宇宙ステーションの利用とその先へ

【実験と解説】
高野吉郎(東京医科歯科大学名誉教授)
 - 走査電子顕微鏡による骨の構造観察(骨粗しょう症)
茶谷昌宏(昭和大学助教)
 - 蛍光顕微鏡の世界(メダカ蛍光トランスジェニック)

    

【当日の様子】
 第1回は「宇宙を愛する君たちに」と題し、宇宙メダカやJAXAの活動について実験を交えた講演を行い、午前・午後合わせて226名が参加した。 蛍光顕微鏡や走査電子顕微鏡を用いた実験もあり、本格的な内容でしたが、小学生から大人まで 熱心に見聞きし、非常に有意義な授業となった。実験のアシスタントをするボランティアに多くの中高生が手を挙げ、質疑応答の時間には スペースデブリに関する鋭い質問が飛び出すなど宇宙に深い関心を持つ学生もおり、参加者と講演者との距離が近い、レクチャーシアターの特徴を生かした いきいきとした授業となった。授業終了後も、学生達が列をなし、30分以上に渡って講演者に質問をしたり、顕微鏡を操作したりしていた。 普段触れることのない実験機器に直接触れたり、トップレベルの研究者の最先端の授業を聞いたりしたことで、 中高生にとっては将来の夢や憧れを持つきっかけとなった。初回であることからアンケートを実施し、この授業の感想を聞いたところ、とてもわかりやすく新鮮であったが70%、分かりやすかったが25%と,両方合わせて95%の参加者が好印象であった。また、参加者も中高生が半数以上を占めたが、小学生も2割を占めた。小学生が理解するには少し高度の内容を含むにもかからず、多くの小学生が参加したことは、すでに小学生の頃から科学に対して強い興味を抱いていることがわかった。